本を読む場合、学者などはポイントとなる部分だけ目を通すらしい。そうでなければ、研究室や自宅に保管している大量の本などは読めないだろう。聞くところでは、必要な部分だけを参考にするという。一般人はノンビリしたものだから、最初から最後まで読む。
雑誌の場合はどうだろう。テーマも一つに絞られているわけではないので、読み進めれば、あっちの話題に飛んだかと思えば、こちらの連載へと移る。一時期、雑誌を「カバー・トゥ・カバー」で読むことをやってみたが、とてもできない。読者層が決まっていても、そこからさらに細分化されているのだから、すべてを読むなど無理な話なのだ。
月刊誌と違って週刊誌なら、すべてを読まぬうちに次の号が発売される。すべてを読むことなどできないので、読むというよりは見る。広告だってあるので、そのページで目が留まることだってあるのだ。広告がなければ、雑誌を読み通すことなどできないのだね。
2025-01-07
雑誌を「カバー・トゥ・カバー」で読む
2025-01-06
発想法のトレーニング
新しいアイデアが思い浮かばないとき、他人などに求めたりすることもあるだろう。そう簡単に創造的な案など出てくるわけがなく、昔からアイデアの出し方などが本にもなっている。突飛でもない新案を出せば、他人様から「アホ~」といわれるのがオチなのだ。
どんな世界でも、達人と呼ばれるような人たちは、そうした壁を乗り越えてきている。秘密を探ってみると、想像的な案とは「突飛でもない案」であることに気づいた。また他人には受け入れられないようアイデアを実行してみると、以外と評判にもなる。根性とか努力などというレベルではない。才能というより、特殊な世界から現れた異界の人だ。
芸術家の岡本太郎くんは、その筆頭だろう。かつて「今日の芸術」を古本で読んだとき、スゲーおっちゃんだなと思ったものだが、なんとこちらが生まれる前に出版されたものではないか。今や古本でしか見つからないけど、発想法という観点からみれば参考になる。
2025-01-03
筋力トレーニングはブルワーカー
スポーツトレーニングといえば、過去からさまざまなトレーニング方法がある。世界大会やオリンピックで優勝したともなると、そのトレーニング方法が一気に広まるのは世の常だ。もっとも聞いたところで、普通レベルの人たちには真似できるはずもないけどね。
長い時間を要するトレーニングは、続けることが難しい。それに面倒だ。そこで考えたのが「ブルワーカー」を使った筋力トレーニング。むかしから実行してはやめての繰り返しだったから、今回は続けられることを最優先に考えた。基本動作となる1から6までだけに絞り、また週5日間だけ行なう。入門コースだけにしたのだから、たぶん続けられる。
優勝するようなスポーツ選手のトレーニング方法を見ると、基本動作を何回も繰り返してからメインの練習に入る。だったらブルワーカーも同じはず。基本動作だけを2~3回ほど繰り返す方法だって似たようなものだ。シロウトは妄想に取りつかれるものなのさ。
2025-01-02
伝統を打ち破れ!
新年ともなれば、いまだに「おせち料理」なるものが主流のようだ。従来の伝統に流され続けていては、新しい文化など生み出せるわけがない。岡本太郎くんのように、とんがっいて世間も納得するような人ならともかく、社会の底辺で生きる人物にはつらいもの。
テレビCMで「お正月にもカレー」なるものがあった。岡本くんではないが、「お正月にカレーを食べて、なにが悪い」というわけだ。それにはひと手間かける必要がある。一般的なカレールーにトマト果汁を入れて、肉も鴨肉を使う。さぞかしインパクトに満ちたカレーが出来上がるに違いない。食べてみると、悪くはないが何かが物足りない気分だった。
レストランのシェフでも、新メニューを編み出すには時間もかかる。時には失敗作だってあるに違いない。シロウトが考えるのであれば、自信作を集めたような投稿サイトを参考にすべきだな。その中から自分にとってベストなものを選んで作った方が間違いがない。
2025-01-01
「継続は力なり」という言葉だけど……
昔から「一年の計は元旦にあり」などという。バカを言うな。「思い立ったが吉日」なのだ。ただし、それには条件がある。「小さく始めて大きく育てる」ということ。きちんとした計画を立てることが必要になるけど、とにかく面倒で計画倒れという言葉通り。
仏教の研究者のようだが、実体は求道者でりあり、そして教育者でもあった住岡夜光くんがいっている。「継続は力なり」と。この言葉だけが独り歩きしているけど、その全貌は次の通り。
青年よ強くなれ
牛のごとく、象のごとく、強くなれ
真に強いとは、一道を生きぬくことである
性格の弱さ悲しむなかれ
性格の強さ必ずしも誇るに足らず
「念願は人格を決定す 継続は力なり」
真の強さは正しい念願を貫くにある
怒って腕力をふるうがごときは弱者の至れるものである
悪友の誘惑によって堕落するがごときは弱者の標本である
青年よ強くなれ 大きくなれ
「住岡夜晃著『讃嘆の詩(樹心社)』より」
http://tannisho.a.la9.jp/SandanNoUta/
教えは立派。著書も多数あるようで、研究者でもなければとても読み通すことはできないだろう。ボンヤリした一般人は、具体性を持った計画を好む傾向にあるからね。